有斐閣Onlineロージャーナルの2023年春の特集として「違憲審査制の現在」を公開しました。

日本において現在、違憲審査制はどのように機能しているか。「活性化」がいわれ、また、最高裁による憲法判断も続く中、憲法判例、憲法訴訟論、違憲審査の担い手、それぞれの切り口からアプローチし、全体像を捕捉・分析していただく特集となりました。

ご注目ください。

 


 

特集/違憲審査制の現在

 

  • 宍戸常寿「はじめに」

 

Ⅰ 憲法判例の現在

  • 松本哲治「審査基準論・利益衡量論と憲法判例」
  • 白水 隆「憲法判例の創造性と硬直性」
  • 高田倫子「処分違憲論再考」

 

Ⅱ 憲法訴訟論の現在

  • 青井未帆「『権利の救済』と違憲審査制」
  • 山本真敬「憲法判断の方法」
  • 山本龍彦「先例拘束性と憲法判例の変更」

 

Ⅲ 違憲審査の担い手の現在

  • 奥村公輔「憲法裁判所『的』機関の違憲審査と最高裁判所の違憲審査」
  • 佐々木くみ「令和2年最大判と違憲審査の担い手」
  • 山羽祥貴「憲法訴訟と民主政」