Ⅰ 問題意識

「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」(以下「均等法」ないし「法」)は、日本の男女雇用平等法制における中心的役割を果たし、経済構造や文化面での変化と併せて社会的変化を生じさせてきた。そして日本社会が大きな経済・社会の変動を経験しつつある現在、法がこれまで雇用差別問題にどのように対応し、そして今後どのように残る課題・新たな課題に対応していくのかという点に関心が持たれる。