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有斐閣法律用語辞典第5版
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Ⅰ 顧客本位の業務運営と金融リテラシーの向上
1 顧客本位の業務運営
令和5年金融商品取引法(以下「金商法」)等改正の内容は多岐にわたるが、最も重要なものの一つは、顧客の最善の利益を勘案した誠実公正義務の創設である。「金融サービスの提供に関する法律」から名称が改められた「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」(以下「改正金サ法」という)の2条1項がそれである。金融商品の組成・販売、金融商品取引に関する助言、資産運用等に携わる金融事業者に対し、各々のサービスの提供にあたり顧客の最善の利益を考慮すべきことを法律上の義務として定めることは、「金融審議会 市場制度ワーキング・グループ 顧客本位タスクフォース 中間報告」(2022年12月9日)(以下「顧客本位TF中間報告」という)の提言を反映したものである。¶001
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松尾健一「令和5年金融商品取引法等の改正」ジュリスト1598号(2024年)104頁(YOLJ-J1598104)