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Ⅰ はじめに

宍戸それでは、有斐閣Online、2024年の憲法の特集であります、統治構造改革30年に関する座談会を始めさせていただきたいと思います。本日はお忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。冒頭、簡単に私から問題意識をご説明させていただきたいと思います。¶001

東西冷戦が終わり、また湾岸戦争があった、あるいは東アジアの国際情勢の変化といった、1990年代の初頭の状態、また、政治と金をめぐる議論の中、日本国憲法の運用の長きを占めてきました55年体制が1993年に終了し、その後、日本の統治構造には大きな改革の波が訪れることになりました。1994年には、いわゆる政治改革、衆議院小選挙区比例代表並立制を導入する公職選挙法改正が、政党助成法などとともに成立をいたします。¶002