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本書が初めて世に出たのは2013年のこと。当時、法務部門の管理職としては駆け出しで、部門としてのプレゼンスの向上やスタッフの育成に日々頭を悩ませていた私にとって、「法務の方法論」が鮮やかに言語化された本書の登場はまさに干天の慈雨であり、管理職としてのご経験も含めた著者の法務部門での豊富なキャリアへの敬意とも相まって、それからながらく本書を「バイブル」として活用させていただいたものだった。その後、版元を変えて再出版され、昨年改訂されてこの第2版となったが、初版からおよそ10年の時を経ても、そこに書かれている中身は全く色あせていない。¶001