Ⅰ
本書は、競争法(経済法)研究の第一人者である著者が、「法的な内容を含む文章が読み手に向けて正確に分かりやすく伝わるようにするため」(本書ⅰ頁)に、何を意識し、何に気を付けて、文章を書くべきかを、体系立ててまとめたものである。著者は、本書の特徴として、条文の読み方や扱い方の基本や、公用文の標準的なルール(「公用文作成の考え方」)を解説したこと、法律文章(法的な内容を含む文章)を書く際の著者の心掛けを紹介したことを挙げる(本書ⅰ頁)。¶001
弘文堂
2024年4月刊
四六判・232頁
本体2000円+税
ISBN 978-4-335-35992-7
はじめに
1 本書について
2 正確で分かりやすい文章
3 「公用文作成の考え方」について
4 本書の構成
第1章 入門
1 条・項・号
2 条・項・号をめぐる基本の続き
3 古い用語・表記について
4 基本的なルール
5 基本的な法律用語
6 入門を終えて
第2章 文書
1 文書を作成する際の基本的な考え方
2 正確で分かりやすい文章
3 文体
4 構成
5 字下げ(インデント)
6 文書全体の分量
第3章 文
1 外国語であると考えることについて
2 公用文考え方が掲げる留意点
3 一文を短く?
4 箇条書
5 主語を明示し、それに述語を対応させる
6 どこまで係るのかを明らかにする
7 単語の切れ目を明瞭にする
8 前後・上下・左右などを不用意に入れ替えない
9 読点の打ち方
第4章 用語
1 造語について
2 専門用語
3 外来語
4 紛らわしい言葉に留意する
5 用語に関するその他の留意事項
6 知っておくと便利な法律用語
第5章 表記
1 漢字の使い方
2 送り仮名の付け方
3 外来語の表記
4 数字の表記
5 符号の使い方
6 表記に関するその他の原則
おわりに
1 条文の読み方や扱い方に関すること
2 公用文に関すること
3 私個人の心掛けに関すること
本書は、競争法(経済法)研究の第一人者である著者が、「法的な内容を含む文章が読み手に向けて正確に分かりやすく伝わるようにするため」(本書ⅰ頁)に、何を意識し、何に気を付けて、文章を書くべきかを、体系立ててまとめたものである。著者は、本書の特徴として、条文の読み方や扱い方の基本や、公用文の標準的なルール(「公用文作成の考え方」)を解説したこと、法律文章(法的な内容を含む文章)を書く際の著者の心掛けを紹介したことを挙げる(本書ⅰ頁)。¶001