2021年7月20日に採択された「気候変動対策と気候変動に対する回復力の強化」に関する法律は、抽選で選ばれた市民150名から構成される気候市民会議が作成し大統領によって採用された146の提案をもとに政府がまとめた法案が両議院での審議を経て可決されたものである。本法律は、2030年までに温室効果ガスの排出量を1990年比で少なくとも55%削減するという欧州の目標を冒頭に掲げ、気候市民会議が2020年6月に発表した5つのテーマ(「消費」、「生産と労働」、「移動」、「住宅」、「食」)から構成される。本稿ではその一部を紹介する。