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著者の仕事は、アメリカの宗教的自由・政教分離に関する研究に端を発し、精神的自由を中心とした広範囲にわたる。著者の初の単著である本書が「思想及び良心の自由」を規定する憲法19条にかかる論文集であることは、著者の考える最も深刻な課題が日本国憲法解釈論における同条の解釈にあることをあらわしていよう。¶001

本書で「内心の自由」は、内面的な精神活動の自由を指す語として用いられる。著者によれば、信教の自由や表現の自由といった外面的な精神活動の自由とは別個独立の条文によって内面的な精神活動の自由が保障されるのは日本国憲法の大きな特徴の一つである(xvii頁)。¶002