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事実の概要
本件は、非行時および決定時13歳の少年が、友人Aと共謀の上、氏名不詳者から覚醒剤および大麻を代金11万円で譲り受けるとともに、単独でこれらの薬物を所持したという事案である。¶001
少年は、小学校5年生頃に祖母から多額の現金を受け取って高級ブランド店に出入りするなどし、そこで声を掛けられて一緒に遊ぶようになった年長不良者らに誘われて大麻を使用し始め、中学入学前後頃にはLSDやコカインも使用するようになって薬物の使用頻度も増えていった。また、少年は、同級生らにも薬物を勧め、興味を示したAと一緒に大麻やコカインを使用するようになった。¶002