FONT SIZE
S
M
L

事実の概要

株式会社ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングス株式会社が合併および吸収分割による経営統合を計画した。両社はコンビニエンスストアチェーン(以下「CVSチェーン」という)をフランチャイズ方式等により運営しているところ、各加盟店の商圏を半径500mの円で描いた場合、国内の2222地域において商圏が重複する。各CVSチェーンは消費者の信頼を得るために店舗間の統一性を追求していることから、各加盟店ではチェーン本部が指定する推奨商品および推奨価格による販売が行われている。そのため、同一CVSチェーン内での価格等を巡る店舗間競争は限定的である一方、CVSチェーン間では店舗間競争が行われている。コンビニエンスストア(以下「CVS」という)で販売されている商品はスーパーマーケットなど他の小売業でも取り扱われているが、利便性・品揃え・価格帯等の面でCVSと他の小売業の間には違いがあることから、消費者はそれらの業態を目的に応じて使い分けていると考えられる。¶001