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事実
X(原告)は、多数の楽譜を電子及び紙媒体で出版し、実店舗や自社及び他社のウェブサイトにおいて販売している。Y1(被告)は、「GLNET+」(以下「本件サイト」という)や他のサイトにおいて、多数のバンドミュージックの楽譜(バンドスコア)を無料で公開し、不特定多数人の用に供した上で、広告収入を得ている。¶001
Y1の代表取締役であるY2(被告)は、自身のメールアドレスを使用して、訴外ウェブサイトから、平成20年8月頃から平成31年4月頃までの間に、Xスコアの608曲を購入し、そのうち598曲について、購入日と同日又は翌日以降に、Y1スコアを本件サイトに公開した。¶002