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CASE

A社は、多種多様な鉱物を網羅的に集めて分析した特性データ(以下「本件データ」という)を作成し、これを入力したデータベース(以下「本件DB」という)を、専ら自社の技術開発に用いてきた。その後、A社は本件DBを外部の事業者等に有料でオンライン提供する使用許諾事業を新たに開始した。その方式として、ライセンス契約(以下「本件契約」という)を締結したライセンシーだけが専用ID・パスワードを用いてアクセスしてダウンロードしうる仕組みとした上、本件データについて、使用許諾を本件契約期間中に限定、使用目的を当該ライセンシー自身の技術開発に限定、第三者への開示禁止を含めた秘密保持、安全管理措置等を義務とする条項を本件契約に盛り込んだ。ところが、本件DBから本件データの大部分をダウンロードしていたライセンシーのB社が、これを非ライセンシーのC社に無断販売してしまった。A社はB社及びC社に対し、どのような法的措置を講じることができるか。

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