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近代立憲主義がどのような現代的変容を遂げてきたのかを憲法学は様々に語ってきた。が、21世紀の現在、我々の直面する「現代」は、20世紀に観念された「現代」とは異なる相貌を見せつつある。本特集では、憲法と立憲主義が社会的変容を前にいかなる挑戦に直面し、憲法学はこの問いにいかに取り組みうるのか、様々な角度から考える。¶001

座談会

憲法学と「社会」……林 知更/石川健治/大村敦志/高田 篤

論文

立憲主義の変容……毛利 透

グローバル化時代における憲法・立憲主義の生存戦略……山田哲史

〈選挙法改革〉をいかにして実現するか──憲法学的一考察……吉川智志

あいまいな日本の統治システム──執政・行政・地方自治……上田健介

司法にとっての「社会」の変容と違憲審査「活性化」のゆくえ……岡野誠樹

憲法の解釈とその変動── 憲法(学)は「活きた現実」といかに向き合うか?……栗島智明

憲法上の権利の意義──「人格構成要素への支配権」編入……西村枝美

社会国家のゆくえ──グローバル・サウスから考える……遠藤美奈

情報社会の変容と国家──イタリアを素材として……波多江悟史

生命権の変容、自己決定の仮構、〈人格〉権──憲法環境と環境憲法の一視点……藤井康博

〈声〉の憲法学──包摂と排除……西村裕一

憲法学の方法──憲法理論・憲法史・比較憲法……三宅雄彦

準拠点としての「近代」……林 知更

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