Ⅰ.問題の所在

1.データの保存形態の変化と刑訴法改正

コンピュータが広く普及するに伴って、文書が書面ではなく電磁的記録のかたちで作成、保存されることが一般的となり、また、メールやLINEなどでのやり取りが日常的になったことにより、通信も電磁的記録のかたちで保存されるのが一般的となった。これに対応して、刑事事件の捜査においても、パソコンやスマートフォンなどの電磁的記録媒体を証拠物として差し押さえる必要性が高まっている。