Ⅰ. はじめに

IoTによってインターネットにつながる機器の種類や数が飛躍的に増え、必須宣言された標準特許(「SEP」)の実施者が異業種に広がった結果、ドイツや米国のコネクテッドカー訴訟に代表されるように、自動車メーカーが被告となるなど、通信事業者間の紛争であったSEP訴訟が様変わりした。移動体通信分野以外では、無線給電などの分野でも実施者の範囲は拡大しており、非通信事業者がSEPライセンスの問題に直面し始めている。