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Ⅰ エグゼクティブサマリー

2023年、本誌(渡部友一郎「リーガルテックと弁護士法──第1ラウンドの決着」ジュリ1590号104頁)において筆者は、法務省によるガイドライン公表を「第1ラウンドの決着」と評しつつ、警鐘を鳴らした。「過去に制定された法律」と「日進月歩の進化を遂げるテクノロジー」との衝突は止まらず、第2ラウンドのマグマはこの瞬間にも蓄積されている、と。¶001

それから2年半が経過した2026年1月9日。内閣府規制改革推進会議における第6回「デジタル・AIワーキング・グループ」の席上に、法務省、日本経済団体連合会(経団連)、AIリーガルテック協会、早稲田大学の石田京子教授、筆者を含むおなじみの関係者の姿があった。議題は「弁護士法におけるAI活用の更なる明確化について」。まさに、新たな地殻変動が始まった瞬間である。¶002