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有斐閣法律用語辞典第5版
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はじめに
婚姻のあり方をめぐる訴訟や議論が活発に行われている。夫婦同氏制を定めた民法750条等については、すでに最高裁にて合憲判断が下されたが、選択的夫婦別姓を法改正または憲法解釈によって求める声は強い。また、同性婚を認めるべきとする憲法訴訟が現在進められており、すでに5つの高裁(札幌、東京、福岡、名古屋、大阪)にて6つの判決が出された1)。いずれの高裁も控訴を棄却したが、同性婚を認めない諸規定を違憲であると判示した判決が5つ、合憲とした判決が1つという結果であり、今後、最高裁が初めての憲法判断を下すだろう。¶001
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菊池亨輔「婚姻をめぐる法的言説の方法論的散策」有斐閣Onlineロージャーナル(2025年)(YOLJ-L2511006)