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はじめに

規制改革は、1990年代後半以降の日本政治において、一貫して取り上げられてきたテーマである。組織的には、行政改革推進本部の下に規制緩和委員会が設置された1998年を起点と見なすことができ、その後も規制改革委員会(1999年4月〜2001年3月)、総合規制改革会議(2001年4月〜2004年3月)、規制改革・民間開放推進会議(2004年4月〜2007年1月)、規制改革会議(2007年1月〜2010年3月)、行政刷新会議規制・制度改革委員会(2010年3月〜2012年12月)、規制改革会議(2013年1月〜2016年7月)、規制改革推進会議(2016年9月〜現在)と、政権交代などの大きな政治的変化があっても、途絶えることなく何らかの会議体が置かれている。¶001