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2023年6月22日、韓国の監査院は、保健福祉省に対する定期監査の結果、出生届が提出されておらず所在不明の乳幼児が、直近の8年間(2015年~2022年)で2236人存在することを明らかにした。この監査結果は、「消えた赤ちゃん」問題としてマスメディアで大きく報じられ、韓国社会に衝撃を与えた。監査結果を受けて、保健福祉省が直ちに所在不明の乳幼児の全数調査に乗り出すとともに、国会においても、新生児に対する保護を強化するための法改正が急ピッチで進められ、同年7月18日に家族関係の登録等に関する法律が、8月8日に刑法が、相次いで改正された。¶001