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イタリアでは、2025年9月にEU加盟国として初の包括的なAI法が制定され、そこで行政、司法等の各分野でAIを使用する際の原則が示されるなど、AI活用に向けた動きが進められている。本稿では、そのような立法に当たる国会(下院)において、生成AI活用に向けた取組にどのようなものがあるかを紹介する。¶001

検討から開発に至る経緯

下院の文書作成監視委員会は、議長の下に設置された常設機関で、AIに関する詳細な検討を行っている。2023年4月から2024年1月にかけて、同委員会は、AI、特に生成AIを国会活動の支援に利用する可能性についての調査を実施した。この調査の成果として、2024年2月14日、「国会活動を支援するためのAIの使用」という報告書が提出された。報告書は、調査、立法及び監督の各活動における新世代ツールの可能性と、信頼性、透明性及び権利保護の観点からリスクを軽減するための原則、予防策及び保護措置を定義する必要性を明らかにするものであった。¶002