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事実
Ⅰ
平成23年3月11日、東北地方太平洋沖地震(以下「本件地震」という)が発生し、これに伴う津波(以下「本件津波」という)が東京電力ホールディングス株式会社(当時の商号は東京電力株式会社。以下「東京電力」という)福島第一原子力発電所(以下「本件発電所」という)に到来した。そして、本件発電所の原子炉(1~4号機)に係る主要建屋の敷地(以下「本件敷地」という)が浸水し、主要建屋の中に海水が浸入して、各原子炉施設が電源喪失の事態に陥った結果、大量の放射性物質が放出される事故(以下「本件事故」という)が発生するに至った。¶001