Ⅰ はじめに

令和4年5月18日に成立、同月25日に公布された改正民事訴訟法(令和4年法律第48号、以下、「改正法」という)は、民事訴訟手続等の一層の迅速化及び効率化を図り、民事裁判を国民がより利用しやすいものとする観点から1)、民事訴訟手続を全面的にIT化するものである。その内容の大きな柱の1つに、オンライン申立ての範囲拡大がある。

本稿では、主に法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会(以下、「部会」という)での議論、及び令和3年2月19日に公表された中間試案及びその補足説明、要綱案に基づき2)、オンライン申立て及びその周辺制度について概述を行う。