はじめに

宍戸連載「新技術と法の未来」の第7回「通信・放送・メディアの在り方」を始めます。本日の進行役を務めます東京大学の宍戸です。よろしくお願いいたします。

冒頭に、私から企画の趣旨ないし問題意識について簡単にお話をさせていただきます。法学において、人と人のコミュニケーションの問題は、伝統的には、日本国憲法で申しますと、21条1項の表現の自由と、2項の通信の秘密に対応させて、放送と通信を区別して議論してまいりました。