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ニューヨーク州ニューヨーク市に居住する外国人のうち、永住権者及び就労資格者に地方参政権(選挙権のみ)を付与する条例が、2022年1月9日に成立した(Law No.2022/011)。これが新設する市憲章第46-A章(§§1057-aa-1057-vv)は2022年12月9日に施行され、2023年1月9日以後の「市の投票」(後掲)に適用される。世界的潮流の中で、米国にも外国人に地方参政権を認める14以上の自治体が存在するが、同市はその最大のものとなるとみられる。ただし、この条例には、州憲法違反等を主張する複数の訴訟が提起されている。¶001