2021年4月27日、連邦議会及び連邦政府を相手に活動するロビイストの登録制度を創設することを定めた法律(「ロビイ登録簿法」)が公布された(BGBl I 2021 S.818)。施行は2022年1月1日からである。

この法律は、政治・行政の透明性を高めることを企図して制定されたものである。野党である緑の党、左翼党、ドイツのための選択肢(AfD)などがロビイストに対しより厳しい規制を求めたほか、連立与党、すなわちキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)の間にも温度差が存在していたが、最終的には連立与党間で合意が形成され、法案は可決された。そのため、政府・与党が「意思形成・意思決定の透明性向上が進展した」として同法制定を評価する一方で、野党各党のほか、腐敗・汚職の防止を促進するための活動を展開する国際NGOのトランスペアレンシー・インターナショナルなどは、登録制度がかなり緩いものであることなどを批判している。