準拠法（3）
—職務著作〔放置少女事件〕
—知財高判令和3・9・29

事実の概要

日本法人X（原告・控訴人）は、平成29年から中国の三国志時代の世界観をベースとする放置系RPG「放置少女～百花繚乱の萌姫たち」（「原告ゲーム」）を複数のアプリケーションストアで配信している。放置系とは、アプリを開いていない間にもゲームが自動進行するフルオート機能を有し、放置による時間経過と時々の操作のバランスを楽しむジャンルである。Y（被告・被控訴人）はスマートフォン用アプリの開発等を行う日本法人であり、平成30年から日本の戦国時代の世界観に立つ放置系RPG「戦姫コレクション～戦国乱舞の乙女たち」（「被告ゲーム」）を配信していた。¶001