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有斐閣法律用語辞典第5版
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事実の概要
映画「七人の侍」(X映画)は黒澤明(故人)ほか2名の共同執筆にかかる脚本(X脚本)を基に、黒澤明が監督した映画であり、Xら(原告・控訴人)は黒澤明の相続人である。Xらは、X映画・X脚本について黒澤明が有していた著作権(翻案権)および著作者人格権(氏名表示権および同一性保持権)に基づき、Y1(NHK―被告・被控訴人)が平成15年に放送した大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」(Y2〔被告・被控訴人〕が脚本〔Y脚本〕)の第1回放送分(Y番組)が、上記著作権等を侵害したと主張し、Yらに対し、Y番組の複製・上映等の差止め、同番組の脚本の複製・出版等の差止め、同番組のマスターテープ等の廃棄、損害賠償金1億5400万円の支払および謝罪広告・謝罪放送を請求した。¶001
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比良友佳理「判批」著作権判例百選〔第7版〕(別冊ジュリスト272号)96頁(YOL-B0272096)