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事実の概要

X2(原告・被控訴人・被上告人)は、X1(原告・被控訴人=控訴人・被上告人)の父であり、X3(原告・被控訴人・被上告人)は、X1の母である。平成11年1月、X3の運転する自動車が交通整理の行われていない交差点において、Y1(被告・控訴人=被控訴人)の運転する自動車(任意保険に加入していない、いわゆる「無保険自動車」であった)と衝突する事故(「本件事故」)が発生した。本件事故当時、X3は妊娠34週目であったが、事故後運ばれた病院で緊急帝王切開手術を受けてX1を出産した。しかし、X1は重度仮死状態で出生し、治療を受けたものの重度の精神運動発達遅滞(痙性四肢麻痺)の後遺障害が残存した。¶001