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事実の概要

被疑者は、某日午後8時55分頃、V方において、Vに対し、借金を申し込んだが断られ、その場にあった裁ちばさみをつきつけて「心臓をぶち抜いてやろうか」とどなり、金を喝取しようとしたが、Vが110番通報したためその場から逃走した。¶001

警察官2名は、午後9時5分頃V方に到着し、犯人はうぐいす色のジャンパーを着て酒の臭いがする30歳過ぎの男であることをVから聴取した上、現場付近の巡回を開始し、午後9時15分頃、V方から約20 mの路上において、Vから聴取した犯人の人相、年令、服装とよく似た風態の被疑者を発見したので職務質問を開始したが、被疑者は、自分は犯人ではない旨述べた。警察官らは、その場にVの同行を求めて被疑者と対面させ、Vから被疑者が犯人にまちがいない旨の供述が得られたので、その場で被疑者を現行犯逮捕した。¶002