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事実の概要

昭和46年7月23日午後1時30分頃、米子市内において、猟銃とナイフを所持した4人組が銀行から現金を奪って逃走するという事件が発生した。警察官らは、検問を実施し、翌24日午前0時10分頃、停車させた車に手配人相に似たX・Yが乗っていたので、職務質問を開始した。午前0時45分頃、警察官らは、X・Yを警察署に任意同行し、質問を続行して、携行していたボーリングバッグとアタッシュケースの開披を2人に繰り返し求めた。しかし、X・Yは黙秘し、ボーリングバッグ等の開披を拒否した。午前1時40分頃、Yに質問していた警察官Kが、Yの承諾がないままボーリングバッグのチャックを開けると、大量の紙幣が入っているのがみえた。さらに、施錠されたアタッシュケースをドライバーでこじ開けると、被害銀行の帯封の札束が入っているのがみえた。そこで、Kは、Yを強盗の事実で緊急逮捕し、ボーリングバック等を差し押さえた。その後、X(被告人)も緊急逮捕された。¶001