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最高裁2022(令和4)年5月25日大法廷判決(裁判所Web〔令和2年(行ツ)第255号ほか〕。以下「本判決」)では、最高裁判所裁判官国民審査法(以下「国民審査法」)が「在外国民に審査権の行使を全く認めていないこと」が違憲であるとの判断が示された。最高裁による違憲判断としては、再婚禁止期間一部違憲判決(最大判2015〔平成27〕・12・16民集69巻8号2427頁)以来およそ6年半ぶりということになる。これが今世紀に入って6件目とはいえ、なおめずらしい部類に属するから、ひとまずそのようなものとして注目を集めているのも当然のことであろう。¶001