Ⅰ はじめに
鈴木最初にどういうメンバーが集まったのかについて、自己紹介から始めたいと思います。まずは、私から簡単に自己紹介させていただきます。私は、西村あさひ法律事務所・外国法共同事業という企業法務を扱う大規模事務所で弁護士をしています。専門は危機管理ということで、もっぱら企業不祥事対応をしています。私はもともと弁護士になる前に、今日来ていただいている守田さんと同じTBSテレビというところで報道記者をしていました。そういう経験もあって今はメディア対応等の危機管理広報が特に重要となる危機管理案件をよく扱っています。本連載は、「広報と法務」というテーマですが、危機管理案件を扱う際には、広報対応を間違えると大惨事になってしまうリスクが高まっているということで、弁護士としても、法務と広報の2つの領域をちゃんと押さえておくことが非常に重要だという問題意識で連載をしています。連載では、メディアの行動原理を理解することが重要であると強調しているのですが、読者の方に、メディアの行動原理を理解してもらうために、新聞・テレビそれぞれの記者との鼎談企画を思いつきました。なるべく肩肘張らず意見交換したいということで、TBSテレビの同期入社である守田さん、弁護士になった1年目から10数年以上の付き合いがある日本経済新聞社の川瀬さんに登壇をお願いしました。今日はぜひお二人に、企業の危機管理が問われるような場面において、メディアや記者の方々はどのように考えて行動していて、企業側はどのように対応することが求められているのかについて、ざっくばらんなお話を伺えればと思っています。よろしくお願いいたします。¶001