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有斐閣法律用語辞典第5版
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目次
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((2)より続く)¶001
Ⅵ 行政行為論について
3 占有のアナロジーの有効性
池田手続/実体の対比と占有/本権の対比は、これはリンクしているのですか。それとも、別次元。¶002
巽いいところなんじゃないか、それ。¶003
土井私が「手続的」と形容した、動いてどんどん作っていくという話と占有の話はつながっていると思います。オーリウの「法の2つの層」の議論では、法は本権の層と占有の層に大別されます。占有の層は仮の法とも形容されますが、要するに暫定的にずっと動いているというイメージです。これに対して、本権の層あるいは確立された法の層は、静態的で、例えば事故が起こった後で損害額をじっくり算定して賠償するというようなことに関わります。もちろん、仮の法が固まって確立した法になることもあるので、相互の関係は流動的ですが。いずれにせよ、手続と実体あるいは動態と静態との区分に、私がオーリウに読み取ったところの占有と本権の区別は対応しています。¶004
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土井翼・小島慎司・巽智彦・池田悠太「土井翼『名宛人なき行政行為の法的構造』をめぐって(3)・完」有斐閣Onlineロージャーナル(2025年)(YOLJ-L2505008)