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本判決は、無罪判決が確定した場合に、公訴の提起が国家賠償法上違法となるのかについて判示したものである。

Xは、国鉄根室本線の鉄道線路が何者かによりダイナマイトで爆破された事件につき、火薬類取締法違反等で起訴された。控訴審が全部無罪判決を言い渡したところ、検察官の上告がなかったため、同判決は確定した。その後、Xは、国、検察官、警察官に対し、捜査および訴追に故意または重過失があったとして、国家賠償法1条1項に基づき損害賠償等を請求した。最高裁は、次のように判示してXの上告を棄却した。

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