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事実の概要

11歳のAが、通学していた小学校の放課後の校庭開放中に、校庭に設置されたサッカーゴールに向けてフリーキックの練習をしていた際、ボールがゴール後方約10mに位置する南門の門扉の上を越えて道路に転がり出たところ、折から自動二輪車で進行してきたB(当時85歳)がこれを避けようとして転倒し、左下腿を骨折し、肺炎により死亡した。南門とその両脇のフェンス(高さ約1.2~1.3m)の外側には幅約1.8mの側溝があったが、Aの蹴ったボールは、南門の前に架けられた橋(幅約3m)の上を転がり、本件道路上に出たものであった。¶001